保育園の歩み
ひまわり保育園は、近くに埼玉県指定史跡の三富新田の開拓地があり、保育園の周辺には畑が多く、たいへん自然環境に恵まれたところにあります。
1972年、所沢ニュータウンが出来て間もない頃、中新井地区に所沢市立保育園の早期建設を求める「保育園を作る会」が結成され、市への設置運動を行い、設置までの補いに出来たのが「ひまわり」の始まりです。
しかし、1975年市立中新井保育園が出来ましたが、入れない0歳児や障がいのある子ども達の問題は残りました。
保護者の就労の有無に関わらず、子ども達には、より良い幼児教育をという願いのもとに「幼児教室」の運営が始まりました。
1981年、ひまわり保育室は「社会福祉法人向日葵会」のひまわり保育園となり、30名定員(現在は90名定員)の保育園となりました。また、同法人の運営する「ひまわり幼児教室」と共に保護者と保育者が手を携え、更に地域の多くの方々に支えていただきながら共同の精神で運営してまいりました。
1997年、隣接地に「デイサービスセンターひまわり」(現在はその他リハスタジオ・小規模多機能型居宅介護・居宅介護支援・並木地域包括支援センターの事業もおこなっています)を開設し、高齢期の生活が地域でよりよく保障され、高齢者の権利と尊厳が守られるよう努めると共に、子どもと高齢者が共に暮らす地域であるようにその実践を進めています。
社会福祉法人向日葵会の運営する保育園「東所沢保育園」も、できる限り同じ精神で運営を進めています。お互いの保育園を行き来したりとこども達の交流もあります。
2022年より「ひまわり幼児教室」は一般のお家をお借りし「ひまわり幼児教室みんなのお家」として、向日葵会の協力を得ながら1歳~5歳までの預かり保育など独自運営を行っています。
発足当初から40年を経て、子ども達の問題は複雑化しています。少子化、子どもを対象にした様々な営利事業、偏った教育、人と人との関わりの希薄さなど、子どもが人間としてよりよく育つことを阻む状況がますます進んでいます。子どもを育てることは、大人も学びつつ、共に育つことではないでしょうか。
多くの人に出会い、様々な体験をし、学び合って共同の子育てをしましょう。