最近の保育園の様子

爽やかな季節から少しずつ蒸し暑い梅雨に入り、汗ばむことも増える季節になってきました。子どもたちは、汗をかくようになるとお茶を飲む回数も増えてきました。これからの季節は、熱中症が心配されます。水分補給と着替えを小まめに行います。
汗をかく季節は皮膚を清潔にしましょう。爪も週に一度は切りましょう。虫も出てくるので、かきむしった時に、傷を作ることもあります。“とびひ”のきっかけになることもあります。湿疹も増えてきます。全身の確認をお願い致します。
梅雨前線が近づいてきました。先日の突然の大雨。テラスまで吹き込む雨に子ども達も驚いていました。大雨が降り、大風が吹き、テラスは雨で、一歩も外に行けないくらいの嵐でした。でも、子ども達はどうなっているのか興味津々で見ています。ただただ見つめるだけです。この時の子ども達が五感を感じて脳内がグングン育っているのを感じます。“ただただ見つめる”この時間がたくさんある子ども時間。目には見えない感性や意欲に繋がっているのです。
園長 猪又真紀子

築山・砂場遊び
築山に大きな穴が開いています。子ども達がコツコツと掘り、大きな穴になってきたのです。絵本『半日村』を思い出します。内容は1日の半分しか太陽の当たらない半日村。稲のできは悪く、人々の暮らしは貧しく、でもそれを仕方ないこと、生まれた場所が悪かったとあきらめてしまう大人たち。ところが一人の少年は違いました。その日から毎日毎日山の石を削って、湖に埋めるという行動に出たのです。…というお話です。(結末は是非絵本を読んで下さい。)
ひまわりに大きな築山が有ることで、全園児がこの山に登り、駆け降り、楽しみます。乳児クラスは山のてっぺんに登ることに何度も挑戦していきます。そして、“土を掘る”ことに夢中になっています。コツコツ掘っていると大きな穴ができ、山にトンネルができるのかと期待感も高まります。その土は力いっぱいにシャベルで叩いて崩し掘って前進しています。無心になって遊び込んでいる子ども達の真剣な表情は、なんともいえません。時には石がゴロゴロと出てきて恐竜の卵かな?と夢も膨らんできます。掘り起こした土は、泥んこ団子に最高なので、水で湿らせ丸め、トロトロと感じるチョコレート状態をせっせと作り楽しんでいます。6月4日には、お父さん方の力を借りまして、大きな築山になっていくことと思っています。
砂場は子ども達の社交場になっています。砂を集めて山を作りトンネルを作り、手と手が繋がった時に見えない砂の中で掘り当てた互いの手のぬくもりを感じます。でもここ最近トンネルを作って、川を作って、水を流してという遊びも少なくなってきているように思います。子ども達が作ってみたいと思う山づくりをして遊びが広がって行くことでしょう。

各クラス・ひまわりから
ひよこ組(0歳児)
5月に4人のお友達が入園し、賑やかになってきたひよこ組です。ハイハイ、ずりばい、うつ伏せで手を伸ばすなど自分で体が動かせることが嬉しくて、声を出し手足をバタバタさせています。また、戸が開くと目をキラキラさせて廊下に出ていく子ども達。テラスでは外から大きい子の声が聞こえ風や日の光を感じられてとても気持ちいいです。6月もテラスや、外に出ていったり、赤ちゃん体操とわらべうたで楽しくあそんで行きたいです。



りす組(1歳児)
登園するとすぐに“園庭にいきたい!”と一番に出て行きます。築山に登り上までいくと、歌に合わせて「おーい」と下にいる友達へと呼びかけます。その声に次々に集まる子ども達。“みんな一緒”“楽しいね”気持ちが少しずつ芽生えてきているりす組みの子ども達です。また、ハイハイや歩き始めの子たちがテラスへ出てくると、大きいクラスの子たちが靴下や靴を履くお手伝いをしてくれます。嬉しそうに身を委ね“準備オッケー!”と園庭によちよち、ハイハイで出て行きます。たっぷりと探索を楽しんでいます。



うさぎ組(2歳児)
体を動かすことが大好きなうさぎ組は、鉄棒にぶら下がったり、ジャンプをしたり、走ることを楽しんでいます。「もういっかい」「もっとやりたい」と目をキラキラさせて、とてもいい表情をたくさん見せてくれます。こいのぼりを作ると、嬉しそうに持って「みて」「ゆらゆらしてる」と走っている姿を見せてくれました。また水や泥・砂の感触を全身で感じてあそびもどんどんダイナミックになっています!春に出会った虫や植物を絵の具の塗たくりやプチマジーで表現して遊んだりもしています。




くま組(3歳児)
ミニトマトの苗に「くまぐみみたいにおおきくなあれ」と声を掛けたり、何往復もして水をあげています。雨の日には「だいじょうぶかな」と心配する声もあります。イチゴやゆすらうめを収穫すると匂いを嗅いで「いいにおい~」とうっとり。味わって「あまいね」とにっこり。畑を通して、新しい発見と子ども達の言葉がいっぱいです。




きりん組(4歳児)
水鉄砲を作り、遠くに飛ばすだけでなく、空に向かって飛ばし、「あめだ~」と落ちてくる水を体で受け、色々な楽しみ方をしています。畑にキュウリ、プチトマト カボチャを植えました。野菜のお父さんお母さんになり、登園し畑に行くと「おはよう」「げんき~」と野菜たちに声を掛け水をあげています。キュウリの葉のチクチクやカボチャの花などを発見すると、友達に伝え「ほんとだー」「みんなにおしえなきゃ」と輪が広がり、気持ちを分かち合っています。野菜ができるのがたのしみです。






ぞう組(5歳児)
園庭では竹登りや鉄棒、縄登りであそんでいます。全身を使っていき、自分の体の動きを意識しながら動かしています。その中で、子ども同士で教え合い、「あと少し!がんばれ!」と応援する姿が出てきています。ともだちの中で挑戦できることを増やして行きたいです。5月の誕生会で見た「畑のポルカ」のペープサート。2人の子から「ぞう組の畑のポルカを作りたいな」の声が上がると「やりたい」と周りの子にも広がりました。ぞう組が植えた野菜で畑のポルカのペープサートを作り、みんなで歌ってあそび、くま組に見てもらいました。5月10日には、航空公園へ遠足に行ってきました。広い公園で思いっきり走り、探検をしてきました。お弁当パワーで片道1時間(往復2時間)の道のりを元気に歩きました。「また行きたい」「もっと遠くに行きたい」「小さい子も連れていきたい」と話していました。





水でっぽう
「あそびの学校」の齋藤留治先生が、竹の水でっぽうの作り方を教えてくださいました。水でっぽうが完成すると、早速園庭でピューッと水を出してあそびました。




