先月の保育園の様子

2022年 10月 october

 園庭では、キンモクセイの香りが秋の知らせを届けてくれています。空にはいわし雲が出てきています。季節の移り変わりを楽しんで過ごしたいですね。急な寒さもあります。朝夕の登降園時は、羽織り物が必要になってきますが、日中は汗ばむことも多いです。衣替えの時期になっていきますが、もうしばらくは半袖のTシャツをしまわずにおいて下さい。

 9月は台風が多く、毎週のように日本に大雨大風を運んできました。避難・被災し日常生活に戻ることに中々できずに、必死に頑張っている方々のニュースがあり、暑い中で片付けをしながら「水が出ない」「電気がつかない」等大変なご苦労をされています。自然災害は、いつどこで起きるか分かりません。人ごとではないです。コロナの影響も有り、物価高騰もあり、その上に自然災害が起こり、何重にも生活そのものが脅かされています。みなさんの生活は、落ち着いていますか?お困りのことがありましたらお声掛け下さい。

園長 猪又真紀子

社会福祉法人向日葵会 創立40周年記念講演
— 2022年9月10日 —

 9月10日(土)に社会福祉法人向日葵会創立40周年行事の第1弾中澤理事長「ひまわり保育園の歴史」と西田豊子先生子育て講座「お話をあそぶ子どもたち」、まわり座の皆さんの「秩父屋台囃子」が行われました。

  •  「ひまわりの歴史」
     講師:理事長中澤博子
  •  中澤先生のお話を伺い、現在安定した保育ができることは、中澤先生の人生観の中に、願いを叶えるためには困難な道であってもその困難を選び、県や市の職員の方にもご理解を得て、沢山のご努力とご苦労があって今に至っていることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。地域のみなさんの協力を得るためには、地域のニーズを知り、それを踏まえて協力してきたからだと思いました。30代40代にはエネルギーが有ることを伝えて下さいました。「社会の動きに関心をもって意見を言って欲しい」と熱いエールをおくって下さいました。

  •  「お話をあそぶこどもたち」
     講師:西田豊子氏
  •  西田豊子先生の講演では、芸術・創造活動には正解がないから、みんなが平等になるものである。みんなでアイデアを出し、一人一人が意見を出し合えるのです。お気に入りの絵本や物語、お気に入りの場面やページから、心惹かれる言葉や振る舞いに出会えば、「やってみて」・「言ってみて」・「なってみて」学ぶのです。全感覚で、全身であそぶ。演劇の真髄は、全感覚・全人格的な学習で有り、大好きな絵本から始めれば、果てしない知的探究心、好奇心、実行力、それを言語化する能力、知的編集能力、論理的思考力を培っていくのです。もっと簡単に言えば、ごっこ遊びなのです。子どもの中に自然に湧いてくる、天性のあそびなのです。子どもが「やってみたい」、「なってみたい」ことを、子どもと一緒にこども心で遊んで下さいと親子での有意義な時間となることを伝えて下さいました。

  •  「和太鼓演奏」
     まわり座の皆さん
  •  まわり座の太鼓は「秩父屋台囃子」を披露して下さいました。秩父屋台囃子の太鼓のリズムは速く体力もいるものです。初期から関わって来た方は28年間取り組んできたのです。初めの頃は、子ども達が太鼓を叩いていることに感動していましたが、「私たちもやりたい」と声を上げたお母さん方は、30代40代の方達でした。やはりエネルギーがみなぎっていました。

  •  太鼓指導
     中山陽子氏
  •  コロナは私たちから沢山のものを奪っていきました。マスクをしていないとダメ、会食してはダメ、太鼓なんてもってのほかと言われ、モヤモヤしていました。「人間50年 天地悠久に比ぶれば、闇に煌めく電光の如し」(意味:長い歴史からみれば人間の一生など一瞬の事である。だからこそ、輝いていきたい。中山先生がわらび座の舞台に立っていた頃「夫婦鍛冶」という音楽劇のラストに全員で歌う謡の歌詞だそうです。)
     「これからは、心からの笑顔となって“キラーっ”と光っていけるようにと思っています。」と中山先生からのメッセージでした。笑顔の日常取り戻していきましょう。

 3人の先生方は、人が生きていく中で大切にしていくことをたくさん教えて下さいました。残念ながら当日参加することができなかった皆さんのために、DVDにして用意したいと思います。
 是非聞いていただきたいと思います。

講演会開催に際してご協力くださった保護者の皆様ありがとうございました 。

交通安全教室が開かれました

 「右みて 左みて もう一度右を見て渡ります」と子ども達に分りやすくお話と体験をさせていただきました。道路の渡り方一つでも、危険を回避できるように子ども達に伝えて一緒に体験を増やして行く時代です。道路の渡り方など一緒に声に出して伝えていきましょう。

大根の種まきをしまし

園庭の隣の田川さんの畑で大根の種まきをしました。大きな大根に育ちますように。

第54回全国保育団体研究集会in高知
— 2022年8月20日(土)、8月21日(日) —

コロナ禍でオンライン研修となりましたが、保護者のみなさんのご協力のもと、多くの職員が8月20日(土)8月21日(日)に参加することができました。ありがとうございました。順々に研修報告を載せていきたいと思います。是非学んだ事を共有していきたいと思います。今回は「保育・子育てのフォーラム」からの報告と参加者の感想を載せたいと思います。

【研修報告part2】

【保育制度・運動入門講座】
何が問題?
どうしたらよくなる?
私たちの保育所の仕組み

■ある新人保育士の悩みから講座が始まる

「保育に希望を持って保育士になったけれど、給料は低い、人手は足りない、残業は多い、保育って大変。それを変えていくにはどうすればいいの?」

それには仕組みが関係している

認可されている保育所の運営は自治体の責任で行われている。そして、基準や規制は子どもを守るためにある。

■基準や規制を取っ払って、自由にやっていいことにすると、“安くていい保育”と宣伝し、国の基準を満たさない保育所や業者が参入してくる。
  • ・おむつ替えの回数を減らすため、水分をあまり摂らせない。
  • ・午睡時、人手が必要なため、ひもでぐるぐる巻きにして寝かせる(トイズ)

これでは保育とかけ離れている。子どもの命・安全が第一なはずである。条件を下げていい保育はできない。実は保育は社会の仕組みに支えられている。市町村が責任を持つ事で、安定的に保育所を開けることができる。

■職員配置基準って?

国の基準(一人の保育士に対しての子どもの定員数)

子どもの年齢 0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳
人数 3人 6人 6人 20人 30人 30人

この基準は70年以上変わっていない。概ねで計算されている。

例えば…
・0歳が9人だと必要な保育士は3人。

・1歳12人と2歳15人に対して保育士は4.5人。

・3歳24人に対して保育士は1.2人。

・4歳25人と5歳26人に対して保育士は1.7人。

3人+4.5人+1.2人+1.7人=10.4人になる。
四捨五入すると10人の保育士ということになり、本来必要な保育士の数10.4人を下回る。

 他の国に比べてみると、日本は教育・保育にお金を使っていない。あまりにも貧しい基準。日本では子育ては家庭の責任としてきた。お金をどこから集めてどこに使うかが大切。保育にお金を使って!と声を上げよう。保育所の仕組みをよくすることは、子どもの命や発達を守り促すことである。

■保育の費用って?
  • ・市町村は保育を実施する責任があるため、私立保育所を委託している。従って私立保育園は委託料を市からもらう。
  • ・配置基準に基づいて、保育士の数を決める。
    一人当たりの人件費も低い設定。限られた委託費で行っているため限界がある。
  • ・子どもの生活が豊かになるため、社会全体で支える。公費を増やす必要がある。
  • ・2歳までは保育料がかかる。保護者の負担が軽減されることが大切。しかし保育料が安いだけではダメである。保育士の丁寧な関わりが重要だと保護者も思っている。
■仕組みを知るためには?
  • ・以前、市町村の責任がなくなりかけた事があった。その時、全国各地で仕組み課題を訴え、多くの人が声を上げた。そして声を上げたことで児童福祉法第24条1項が守られた。
    「保育を必要としている子どもには、市町村が保育所で保育をしなければならない」
— 【感想】 —

 これからも保護者・保育士が一緒になって、学習したり、パレードしたり、署名活動をすることで、声を届けていき ましょう。仕組みを良い方向へ変えていきましょう。何も言わないことは、今のままでいいと言っていることと同じである。署名は、名前と住所を書いて“私も同じ意見です”と国や市に訴えることができる私たちの権利です。少しでも環境を変えていきたい、少しずつでも行動してみんなで変えていきましょう。秋は署名の季節です。一筆でも多く取り組んでいきましょう。(大島)

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